宇都宮市創造都市研究センターは、9月26日（火）15時00分～16時30分に、帝京大学宇都宮キャンパスにおいて、第9回FD・SD研修会を開催しました。
本研修会では、宇都宮市創造都市研究センターを構成する大学の教員・職員を対象に、帝京大学宇都宮キャンパス理工学部情報電子工学科の佐々木茂教授を講師にお招きし、「ＩCTを活用した同時双方向オンライン授業の事例」と題して講演を行いました。本研修会には、宇都宮市創造都市研究センターの構成校の教職員の方々をはじめ、帝京大学の関係者も聴講しました。なお、開催にあたって、今回は、対面方式で実施しました。
はじめに、当センター運営委員会の委員である、会場校の帝京大学宇都宮キャンパスの乾泰典が開会の辞を述べたのち、講師の佐々木茂先生のご紹介がありました。
引き続いて、講演は、コロナ過には大変重要な役割を果たしてきた、オンライン授業・eラーニングのためのツールとして重要なLMS（Learning Management System：学習管理システム)を活用した授業や、PBL（Project Based Learning：課題解決型学習）を実施した演習授業の事例について、様々な方向からのご講演をいただきました。
さらにこのお話を受けて、同時双方向オンライン授業の座学や演習の実例を紹介して頂きました。内容は、コンピュータグラフィクス、ネットワーク演習、情報メディア演習などであり、それらの事例が紹介されました。そのあと、オンライン授業の課題等について提示され、この解決方法の可能性などの知見を述べられました。講演後は、ＤＸ時代に向けた高等教育のオンライン授業の方向性に向けて、会場の皆さんとの質疑応答が交わされました。
この研修会は、これからの先端的なICTを活用した教育研究の積極的な推進と効用を追求するうえで、また、大学間連携による相乗効果が期待できる教育研究の取り組みとして、「創造都市 宇都宮」の形成を考えるうえでも大変参考になることが期待できます。
