2024年2月19日(月)17:00~19:00に、オリオンACぷらざ(宇都宮市オリオン通り)にて、地域活性化研究プロジェクト事業(アントレプレナー研究グループ)2023年度第12回研究会議を開催しました。
この日は、2023年度の研究目的である、「起業に向けた知識を修得し、宇都宮地域の振興発展を図っていく」との企画に基づき、今年度の第2回目の勉強会を開催しました。今年度は、昨年と同様に、著名な方をお招きして、アントレプレナーに関する勉強会を実施し、学生研究員と講師とのアクティブラーニング方式で実施するものです。
第2回目である、今回は、講師として本研究会のプロジェクトコーディネーターを委嘱している、(株)ア-ル・ティ-・シ- 代表取締役の櫻井仙長先生をお招きしてご講和を頂きました。お話は、まず、講和の受講生の出身地をタグに記入し、これを持参された日本地図上に貼り付けることから始まりました。これは、受講者がどの地域の出身か、が、一見して全員が認識できることを実践して示したものでした。このワークから、「視野を広く、視座を高く、物事を俯瞰して把握し、認識すること」の重要性を話されました。
次いで、櫻井社長のご略歴の紹介に移り、アメリカ、ドイツ、フランスなど多様な言語を話す人たちと接触したことにより、外の世界、世界を広く見ることの大切さを、ご自身のアメリカ留学経験から認識できたことを話されました。さらに、若き時代からの経験として、アントレプレナーとして、経営者として、地域経済を動かしていくためには、地域の外を見て、多様な興味を持つこと、そして、ここから得られる様々な経験が、みんなを引っ張って行けるリーダーとしての成長につながっていく、すなわち、「役(リーダー)が人を創る」ことに連なることを話されました。そして、最後に、地域経済は、いろんなことが絡み合って成り立っており、この複雑な内容を理解するためには、「なぜ、そうなのか」との視点「True:真実を知ること」が大変重要であり、常にこの疑問を持って考えていく姿勢を持って欲しい、との貴重なお話を伺うことができました。
このご講和をお聞きして、学生研究員たちは、今後の魅力ある宇都宮を創るための知見、そして、地域を興す視点、リーダーとして成長していくためのノウハウなどの貴重な知見を得ることができました。
次に、2024年2月15日(木)~16日(金)に「金沢まちづくり学生会議」が主催する「アイデアソン:金沢市」に参加した学生研究員の長谷川翔一君(帝京大学UC)、渋谷龍気君(宇都宮大学)が全員にその内容を報告しました。また、再確認として、本研究会の年度終了時3月に開催する「地域活性化研究プロジェクト班の研究発表会」において発表する2つの研究テーマ:「宇都宮を魅力ある都市に創る」、「宇都宮を住みやすくする交通インフラの開発」についての報告を、学生研究員の、石川湧也君(作新学院大学)、渋谷龍気君(宇大)が、また、今期の有識者をお招きした勉強会で学修した知見内容について、長谷川翔一君(帝京大)がそれぞれ発表することを全員で共有しました。
今回も、研究会議では、それぞれの特徴ある4大学の在籍学生として、講師とのディスカッションを通じて、講師のお話を共有するとともに、学生研究員同士の効果的な連携と、いつもの和気あいあいとしながらも真剣に話し合うことの大切さを改めて認識し、今後のアントレ妍の着実な研究推進と展開を確認しました。