宇都宮市創造都市研究センターは、6月13日(木)16時20分~18時00分に、作新学院大学 作新清原ホールにおいて、創造都市研究センターの取り組みの一環である、第11回FD・SD研修会を、作新学院大学 第23回最先端先導的経営特別講演会と同時に開催しました。
本研修会では、研究センターを構成する大学の教員・職員を対象に、作新学院大学の斉藤麗教授を講師にお招きし、「地域とともに、LRTを活用した「作大スポーツ」のブランド構築、 ~スポーツビジネスへの挑戦に向けて~」と題して講演を行いました。
本研修会は、研究センターの構成校の教職員のみならず、作新学院大学の学生と教職員も多数聴講しました。
はじめに、会場校、作新学院大学より、作新学院大学学長、創造都市研究センター運営協議会副会長である渡邊弘が開会の辞を述べ、次いで、本研修会の司会進行を務める当センター運営委員会の春日正男委員長から、本日の研修会の講師である、斉藤麗先生の紹介がありました。
ご講演は、まず、ご本人の自己紹介から始まり、次いで、経営学の学問的意味、また、この観点から捉えた、「スポーツ経営学}についてのお話しを頂きました。
そして、このスポーツ経営学を、「豊かなスポーツ生活」を実現するための学問である、との位置づけのお話をされました。
次に、斉藤先生が所属している作新学院大学経営学部スポーツマネジメント学科が中心となって活動してきた「作大スポーツ」の経緯とその活躍概要の紹介がありました。中でも、栃木県内5つのプロスポーツクラブとの連携、大学内スポーツの部活動の強化、などを丁寧にご紹介頂きました。
さらに、今までに講演していただいた内容を背景に、いよいよ本題である、地域とともに、「作大スポーツのブランド構築」、についての熱い思いをお話し頂きました。清原地区との連携、大手企業との連携、清原総合型スポーツクラブ、などの将来に向けて、清原地区が中心となるスポーツクラブのまち、などの将来構想について、ご講演をいただきました。
最後に、全国から注目を浴びている、LRT(Light Rail Transit)を活用した今後の「作大スポーツ」、の期待と将来の展望についても、その思いをお話し頂きました。
講演後には、LRTの今後の展開とともに、多くの企業が立地し、そして、学園都市でもある清原地区が、産学官の連携を通して、スポーツによるまちづくりが将来の大切な方向性として重要であること等についての質疑応答が交わされました。
今回も、この研修会は、創造センターを構成する大学において、これからの教育研究の積極的な推進と効用を追求するうえで、また、大学間連携による相乗効果が期待できる取り組みとして、「創造都市 宇都宮」の形成を考えるうえでも大変参考となる研修会となりました。