宇都宮市創造都市研究センターは、5月30日(金)16時20分~17時40分に、作新学院大学108教室において、本研究センターの取り組みの一環である、第14回FD・SD研修会を開催しました。
本研修会は、研究センターを構成する宇都宮市内の4つの大学の教員・職員を対象に、様々な情報を獲得し、考えることを目的としております。
今回の講師には、作新学院大学 大学院心理学研究科長の西谷健次教授のご協力をいただき、「第三者認定評価(第4クール)におけるIRの役割」をテーマとしてご講演を頂きました。なお、西谷先生は、上記のテーマを日頃より先導して教育研究にあたっておられ、今回は、大学教職員の皆様とともにこのIRについて考えていくことも研修の目的としております。本研修会は、本研究センターの構成校の教職員のみならず、作新学院大学の関係者、職員も多数聴講しました。
研修会は、本センター運営委員会委員長の春日正男(作新学院大学)の司会により開始されました。まず、はじめに、会場校、作新学院大学より、創造都市研究センター運営協議会副会長の渡邊弘(作新学院大学 学長)が開会の辞を述べ、次いで、司会者より、本日の研修会の講師である、西谷健次先生の紹介がありました。
ご講演は、大学認証評価(第4クール)について、その内容を詳しくお話しいただきました。現在の大学には、高等教育機関としての大学の内部質保証の実質化が求められており,IRにおける教育データの検証がより重要度を増しております。講演では、まずこの大学認証評価について、第1クールから第3クールまでの概要をお話しいただきました。続いて、第4クールの大学認証評価のポイントとIRの果たす役割を概観した後、教育の成果検証にデータをどのように活用していくのか、について多様な観点からお話しを頂きました。なお、認証評価という難しい内容に対して、「絵に描いた餅」とのとても分かり易い表現方法により、認証評価の「餅」をいかに大学認証評価に反映させていくのか、がとても理解しやすく、今回の研修会は聴講者にとって分かり易いFD・SD研修会となりました。
ご講演後には、今後のIRの展開について様々な観点からの質疑応答が交わされました。
今回も、この研修会は、創造センターを構成する大学において、これからの教育研究の積極的な推進と効用を追求するうえで、また、大学間連携による相乗効果が期待できる取り組みとして、「創造都市 宇都宮」の形成を考えるうえでも大変参考となる研修会となりました。