宇都宮市創造都市研究センターは、6月16日(月)15時00分~16時30分に、宇都宮共和大学 宇都宮シティーキャンパス604講義室において、本研究センターの取り組みの一環である、第15回FD・SD研修会を開催しました。
本研修会は、研究センターを構成する宇都宮市内の4つの大学の教員・職員を対象に、様々な情報を獲得し、考えることを目的としております。
今回の講師には、宇都宮共和大学シティライフ学部の陣内雄次特任教授のご協力をいただき、「子どものまちづくり参画」をテーマとしてご講演を頂きました。なお、陣内先生は、上記のテーマを日頃より先導して教育研究にあたっておられ、栃木県内でもこの分野での第1人者でもあります。今回は、大学教職員の皆様とともにこの「まちづくり」について、特にこどもの視点から考えていくことを研修の目的としております。本研修会は、本研究センターの構成校の教職員のみならず、宇都宮共和大学の関係者、職員も多数聴講しました。
研修会は、本センター運営委員会委員の田部井信芳(宇都宮共和大学)の司会により開始されました。まず、はじめに、会場校の共和大学より、創造都市研究センター運営協議会会長の須賀英之(宇都宮共和大学 学長)が開会の辞を述べ、次いで、司会者より、本日の研修会の講師である、陣内雄次先生の紹介がありました。
ご講演は、まず、「なぜ、子どもの参画なのか」、とのテーマから始まりました。この中では、子どもたちの自由な、そして、のびのびした発想・発見が、新しいまちづくりと地域発展への新たな展開に結び付くことをお話しいただきました。次に、まちづくりと教育、さらに、関連する数多くの事例をご紹介いただき、まとめとして、これらの仕組みを作り、全体を統括して指導していくコーディネータの重要性を強調されました。最後に、本創造都市研究センターへの期待についてのコメントも頂き、ご講演を終わりました。
ご講演後には、宇都宮地域を中心とする近隣各市町村も含めて、今後のまちづくりの展開、特に子どもの参画の視点からみた様々な方向から、会場における講演参加者との質疑応答が交わされました。
今回も、この研修会は、創造センターを構成する大学において、これからの教育研究の積極的な推進と効用を追求するうえで、また、大学間連携による相乗効果が期待できる取り組みとして、「創造都市 宇都宮」の形成を考えるうえでも大変参考となる研修会となりました。