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7/25(金)第16回FD・SD研修会を開催しました

宇都宮市創造都市研究センターは、2025年7月25日(金)15時00分~16時30分に、帝京大学宇都宮キャンパスにおいて、第16回FD・SD研修会を開催しました。 

本研修会では、宇都宮市創造都市研究センターを構成する大学の教員・職員を対象に、帝京大学宇都宮キャンパス総合理工学科情報科学コース教授の佐々木茂先生と、文星芸術大学マンガ専攻特任教授 田中誠一先生を講師にお招きし、「DX時代におけるコンテンツ技術の可能性」と題してのご講和を頂きました。本研修会には、宇都宮市創造都市研究センターの構成校の教職員の方々をはじめ、帝京大学の関係者も聴講しました。 


はじめに、当センター運営委員会の委員である乾泰典の司会により研修会が開始されました。そして、会場校の帝京大学宇都宮キャンパスの荒井正之 理工学部長が開会の辞を述べたのち、司会者より、講師の佐々木茂先生と田中誠一先生のご紹介がありました。 引き続いて、講演テーマに沿ってのご講和が開始されました。 


まず、田中誠一先生の自己紹介から始まりました。次いで、今日のご講和の内容である「DX時代におけるコンテンツ技術の可能性」についてのご講和が開始されました。


田中先生が2007年に文星芸術大学に着任され、その時に、先生が「携帯電話でのデジタルまんがの動画再生」に注目されたことを熱く話されました。そして、この研究成果が、文化庁のメディア芸術祭の入賞につながったことが紹介されました。さらにこの研究が、多くのデジタルコンテンツ制作に利用され、特に、3つの分野での利用例が紹介されました。ひとつは、「動画まんが」を使った教科書など教育分野で利用されたこと、2つ目は、地域の自治体紹介や観光地の景勝紹介で利用されたこと、3つ目は、バーチャル美術館などの作品紹介の役割を果たしたこと、など、マンガのキャラクターなどを使った動画まんがの活用事例が紹介されました。


次に、佐々木茂先生からは、講演テーマに沿って、アートの視点からの「デジタルまんが」を実現する技術として、動画再生時のスクロール再生など動画まんがの様々な編集技術を利用して、「効果的に視聴者に訴求できる多くのコンテンツ制作方法」を開発し、デジタルまんがコンテンツを制作していったことなどを話されました。また、これらの方法を大学教育に展開し、「デジタルマンガ制作演習」として学生の教育にも取り入れていったことなどが紹介されました。

お二人のご講和により、クリエイティブなアート創作とそれをデジタルコンテンツとして制作する技術開発との連携により、大学では大きな教育効果が得られ、さらに、社会生活においても、このデジタルコンテンツの利用により様々な分野での視聴者への訴求力が増していくことなどが改めて認識されました。この後、会場の参加者との活発なディスカッションを交えてご講和を終えました。 

今回の研修会を含めて、本センターのFD・SD研修会は、これからの大学における教育研究を積極的に推進し、その効用を追求するうえで、また、創造センターを構成する4大学の大学間連携による相乗効果が大きく寄与できる教育研究の取り組みとして、今後とも、「創造都市 宇都宮」の形成を考えるうえでも大変参考になることが期待されます。 

 

 

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