宇都宮市創造都市研究センターは、8月20日(水)14:00~16:00に、宇都宮まちづくり推進機構イエローフィッシュにおいて、「宇都宮市創造都市研究センター高大接続フォーラム2025」を開催しました。
本フォーラムは、宇都宮市内の高校生を対象に、地域の大学への進学や郷土としての宇都宮市についての理解を深めることを目的に、宇都宮市内の大学生とともに、宇都宮市内での高大接続のあり方について考えることを目的としたものです。
当日は、宇都宮短期大学附属高等学校、作新学院高等学校、文星芸術大学附属高等学校、から計10名の高校生が参加しました。また、当創造センターの5大学連携ゼミである「魅力都市宇都宮を創る研究グループ:魅力都市研」に所属する学生研究員の大学生9名も参加しました。
フォーラムは、宇都宮市創造都市研究センター運営委員会の委員である乾泰典(帝京大学宇都宮キャンパス)の司会により開始されました。まず、当創造センター事務局長である長島重夫(文星芸術大学)より開会の挨拶があり、その後、宇都宮市内の4つの私立大学の概要とその魅力を各大学の担当者から説明がありました。次に、橋本讓氏(宇都宮市教育委員会事務局 学校教育課・指導主事)と、吉田京平氏(宇都宮市教育委員会事務局 学校教育課・指導主事)より、「なぜ、『宇都宮学』なのか? ~宇都宮の魅力再発見~」と題して、ご講演をいただきました。ご講和では、まず、自己紹介のあと、クイズ形式からお話が始まり、和気あいあいの雰囲気を作っていただきました。次いで、宇都宮市が郷土への愛情と誇りを育む、郷土愛の醸成を目的として、令和3年度から市内全小中学校で取り組んでいる「宇都宮学」の紹介をしていただきました。最後に、このご講義のまとめとして、地元の魅力を「再発見」し、「協働」し、そして、「発信」する、とのキーワードを通して、その意義や取り組み方についてわかりやすくお話しいただき、ご講話を閉じました。
このご講話を受け、当創造センター運営委員会の委員長である春日正男(作新学院大学)の進行により、高校生と大学生の全員が4つのグループに分かれてディスカッションを行いました。栃木や宇都宮の魅力「再発見」に向けて、地元の人と市外・県外の方への「お土産」をどうするか、というテーマを題材に、高校生と大学生が自由に意見を述べあいました。その後、この意見をベースに、宇都宮の郷土の魅力について、各グループごとに話し合いの結果発表を行いました。このようにみんなで親しく話し合いと発表の機会を通して、「郷土愛を育む」との郷土教育の必要性を共有しました。また、この話し合いは、宇都宮の特徴など、地元の魅力についても改めて知る機会ともなりました。
なお、閉会にあたり、当創造センターの長島重夫より、参加した高校生に高大接続フォーラム2025の修了認定証を手渡し、最後に、全員で和気あいあいのうちに集合写真を撮り、散会しました。