2025年4月23日(水) 18:30~20:00に、宇都宮共和大学教育厚生棟2階ラウンジ室において、地域活性化研究プロジェクト事業(魅力都市宇都宮を創る研究グループ:魅力都市研)の2025年度第1回研究会議を開催しました。
この日は、2025年度の研究プロジェクトとして、創造センターを構成する各大学から選出された優秀なプロジェクト学生研究員が集合し、今後の1年をかけて、この研究メンバーにより、魅力ある都市宇都宮を創るための研究を目指す会議となります。
今回は、この重要な研究を実施するにあたり、昨年度取り組んできた2つの研究コンセプトに基づく研究目的に沿った調査研究活動の方向性と具体的な研究方法を議論し、全員で共有しました。
まず、1つ目は、宇都宮地域の歴史を学び、文化芸術の足跡と調査研究を行う【宇都宮地域の文化芸術の探求とその醸成:魅力あるまちづくり】の研究を立ち上げることです。2つ目は、人材が活躍できる企業創業を目指し、起業に向けた方向性を調査研究し、そのマインドを醸成する【アントレプレナーシップの調査研究とその醸成;企業の創業】の研究を開始していくことです。 今回の研究会議は、この2つの研究コンセプトに基づく研究テーマを学生研究員が発想し、互いに議論し、その結果を踏まえて研究テーマを提案することを目指しての会議となりました。
研究会議の内容として、1つ目のテーマに関しては、市内の主要な市街地を視察し、その概要を調査し、まちづくり研究の手がかり、まちの特徴を把握するための調査研究を推進していく、との方向性を共有しました。今後は、この結果を踏まえて、将来の宇都宮地域の魅力あるまちづくり研究の方向性と実現方法を考えていきます。次に、2つ目のテーマに関しても、アントレプレナー研究の手がかりを把握することを目指し、このために、まず、下野新聞社で毎年実施している「アントレプレナーコンテスト」について、その内容を調査し、これをベースに、各自が起業のアイデアを考え、これをディスカッションしながら、アントレプレナー研究テーマを推進していく、との方向性を共有しました。
今日の研究会議では、24年度から開始した研究の2期目の研究活動の方向性を探るため、学生研究員を2グループに分けてディスカッションし、今後の研究の第一歩として、街並みの調査研究を実施し、また、創業、起業を遂行していくためのアントレプレナーに関するアイデアのブレインストーミングを行っていく、など、これからの研究の方向性を確認できる会議にすることができました。
今回も、それぞれの特徴ある4大学の在籍学生である学生研究員同士の効果的な連携と、和気あいあいとしながらも真剣に話し合う様子が確認でき、魅力都市研の着実な研究推進と展開に向けて、今後の着実な研究推進が期待できる会議となりました。