2月17日にオリオンACぷらざ(宇都宮市オリオン通り)にて、地域活性化研究プロジェクト事業(アントレプレナー研究グループ)第5回研究会議を開催しました。この活動に参加する学生8名が出席しました。
この日は、前茨城県つくば市副市長・都市経営アドバイザーの毛塚幹人氏を講師としてお迎えし、「地方創生における起業の意義」と題してご講演いただきました。
毛塚氏からは、学生時代のご自身の経験を紹介されたのち、つくば市や宇都宮市、また栃木県内他市町のスタートアップに向けた具体的な取り組みについて、行政や地域の視点から詳しくお話しいただきました。特に、自治体や地域がスタートアップに取り組む意義や時代的背景について強調されました。
後半は、宇都宮市がスタートアップに取り組む意義や、宇都宮市がスタートアップに取り組むうえでの課題などについてディスカッションし、ペアごとに考えを発表しました。学生は、宇都宮市がスタートアップに取り組むうえでの課題について、1)起業をする人が集まる(わかりやすい)拠点がないこと、2)(スタートアップの担い手となるべき)大学は宇都宮市内に複数立地しているにもかかわらず、設備などを地域全体で利用しきれていないことやどのような設備があるか地域に知られていないこと、3)若い人が起業に関心が薄いこと、4)宇都宮へのスタートアップ企業の呼び込みのための広報不足などを挙げていました。
ともすると社会人でもなかなか考えが思い浮かびにくいテーマでしたが、学生の発言が多く、今までの5回の講義の内容をよく理解していたことがうかがえました。
講義によるインプットの段階は今回で終了し、次回からはいよいよアントレ研で取り組む起業の方向性を学生間でディスカッションしていきます。
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ご講演の様子(1枚目)、ディスカッションの様子(2枚目)